山口県岩国市で「地域創生×DX」を考える
現地対話から見えた“共創”の伸びしろ
山口県岩国市を訪問し、地域創生とDXを掛け合わせた取り組みの可能性について、現地を回りながら関係者の皆さまと意見交換を行いました。
岩国市は観光・産業・暮らしといった多様な要素が同居しており、だからこそDXを「部分最適」ではなく「地域全体の流れ(導線)」として設計し直す余地が大きいと感じました。
岩国市で感じた、DXが効くポイント
現地で印象的だったのは、地域資源が豊富である一方、それらが“点”で存在している場面があることです。
観光・物産・人材・事業者・行政の情報がつながり、回遊や購買、再訪につながるように設計できると、岩国の魅力はさらに強く伝わります。
たとえば、以下のようなテーマはDXと相性が良い領域です。
- 観光導線の最適化(回遊・体験・予約・決済の一体化)
- 地域産品の販路拡大(ストーリー×EC×リピート設計)
- 事業者連携の見える化(共通の発信基盤・共同企画)
- 行政手続き/地域情報の整理(探しやすさ・使いやすさの改善)
重要なのは「ツール導入」ではなく「運用が回る仕組み」
地域創生×DXは、システムを入れて終わりではなく、運用を回し、改善し続けて初めて価値になります。
特に地域では、運用の担い手が限られるため、“誰が・何を・どの頻度で・どう回すか”を前提に設計することが成否を分けます。
その意味で岩国市は、観光や地域資源という強い素材があるからこそ、スモールスタートで実証し、成果が出たモデルを横展開する「実装型DX」がフィットしやすいと感じました。
岩国市の魅力を「共創のプロジェクト」に変えていく
今回の訪問を通じて、岩国市には、都市企業との連携や新規事業につながる“共創のテーマ”が多く眠っていると実感しました。
地域側の課題と、企業側の課題(新規事業・人材・販路・サステナビリティ等)を接続できれば、単なる支援ではなく、双方にメリットのあるプロジェクトとして成立します。
今後も、岩国市の魅力を「ビジネスとして成立する形」に翻訳しながら、地域の中で回り続ける仕組みづくりに挑戦していきます。


